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2007年06月18日

プチ哲学/佐藤雅彦

プチ哲学
プチ哲学
posted with amazlet on 07.06.18
佐藤 雅彦
中央公論新社 (2004/03)
売り上げランキング: 1566


遅ればせながら読みました。
絵によるエピソード+それに含まれるプチ哲学というパッケージ。
個人的には、二匹の小魚をモチーフにした「不変ということ」という一番巻頭にあるエピソードと、「情報がないという情報」というエピソードが心に残りました。

「不変ということ」
周囲の環境が変わったとしても、自分の中や他人との関係性がかわらない「不変」ということ。モチーフでは、池で泳いでいた二匹の小魚が、捕まえられて水槽の中に移動するんだけど、二匹の愛は変わらず続くという不変を描いています。こういう意識を心に持っていると、環境変化や何か大事件があってもうろたえずに済むところもあるなと。

「情報がないという情報」
引いてみるとロジカルシンキング的な内容なのですが、「情報がない」ということを「情報」として捉えるという発想に、ちょっと目から鱗が落ちました。100%の回答が出るわけではなく、確証の高い仮説を構築する、ということになるのですが、「情報がない」ということを味方につけるセンスを、いざというときに発揮できるかどうか、というのは日ごろの発想転換のトレーニングや習慣によるなと。

全般的には、「考えることって面白い」というメッセージです。
私は、考えること自体はむしろ好きなのですが、凝り固まった考え方を知らず知らずのうちにしているな、ということを再認識できる内容でした。最近手なりで仕事しているな、と思う人にも一読の価値あると思います。

2007年06月28日

遅ればせながら「ザ・サーチ」を熟読した

ザ・サーチ グーグルが世界を変えた
ジョン・バッテル 中谷 和男
日経BP社 (2005/11/17)
売り上げランキング: 74707


Googleの立ち上げから現在に至るまでのストーリーが生き生きと描かれています。まさにアメリカン・ドリーム。

特におもしろかったのは、ビジネスモデルがなかなか見えない中で、ビル・グロスとのアイデアブレストを経て、検索エンジンビジネスの広告モデルが成立していく過程は興味深かった。悪く言うと、ビル・グロスのアイデアをパクってビジネスにつなげていったわけです。一方のビル・グロスもOVERTUREとして同じビジネスモデルで競いますが、トラフィックを生み出すシステムを自社に持っていたかどうかの戦略の部分でGoogleに負けてしまう。

日本の私たちから見ていると、OVERTUREもGoogleもどちらも大成功なストーリーですが、アメリカではきちんと勝敗が決している。ビル・グロスはOVERTUREの失敗にメゲることなく、また新しいアイデアを形にすべく、アイデアラボを続けている。

なんだか、傍観者的に読んでもワクワクする国だなと思いました。
こういったベンチャーが軌道に乗るまでのストーリーは、書籍から感じる以上にストレスフルで山あり谷ありなモノだと思いますが、それを乗り越えて成功している数が、日本とアメリカでは全然数が違います。日本人が発想力が乏しいわけでないのではないか、と思いますが、事実そのような状況です。

例えば、ゲーム業界では日本メーカーが圧倒的な強さを誇っていますが、メディアビジネスでは、なかなか追い付けない。アメリカから輸入したYahoo! Japanが未だにナンバーワンを牛耳っています。そこに風穴を開けるようなサービスを作れるといいな、と思いつつ。

2007年07月04日

レバレッジ・リーディング

レバレッジ・リーディング
本田 直之
東洋経済新報社 (2006/12/01)
売り上げランキング: 76


読書のお作法を教えてくれる本。
本を読むときに下記のポイントを意識して読むことで、読書に投資した時間のレバレッジをきかせるわけです。
・課題感を持って読む
・この本を読むことで何を得るのか
・ポイントをメモする
・抜粋を作って反復読みし、身に付ける、実践する
・常識を更新する

また、本書では、量はすべてに勝るそうです。確かに量を読むことには達成感もあるし、意味ある気がしますが、そのためには速読術を身に付ける必要もあるかな、というのが個人的感想。

あと、本の選び方として、

・一冊は一度だけ読む
・同じテーマで続けて読むのも効果的
・理論ベースの本よりも経験ベースの本を選ぶ

といったことも効果的だそうです。
これらを意識して、数ヶ月読書を続ければ、かなり多くのことを身に付けることができますね。実際、これを読んでから、読書への時間投資意識が高まって、効果的に内容を吸収することができるようになってきている気がします。

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